ジムヘッドのスリケンダイアリー

ニンジャスレイヤー関連の事とか百合作品の感想を書きます

映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(通称キンプリ)感想(プリリズ未見)

遅くなりましたが皆様あけましておめでとうございます。新年一発目の記事はもう少し早く書こうと思っていたがなんやかんやでここまで伸びてしまった。内容も最初は全く別の内容で書こうと思っていたが、本日見に行った「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(通称キンプリ)の内容があまりにも強烈だったのでその驚きのままに感想を書いていきたいと思う。

 

KING OF PRISM by PrettyRhythm」(以下キンプリと表記する)とは、2013~2014年に放送していた女児向けアイドルアニメプリティーリズム・レインボーライブ」に出てくる男性キャラにスポットを当てたスピンオフアニメ映画である。私はレインボーライブ含むプリティーリズムシリーズの後継作品に当たる女児向けアイドルアニメ「プリパラ」を途中から見始めたという経緯をたどっているのでプリティーリズム(以下プリリズと略す)に関してはプリパラの前身であり面白いと聞き、興味もあるのだがシリーズ50話程度という長さで敬遠しており全くの未見である、という状態である。

 では何故そんな私が一人キンプリを見に行くに至ったかというと、私はプリパラが好きで、Twitterでもプリパラのイラストを描いている漫画家の方をフォローしていたりプリパラ関連のツイート検索をしている。そんな時に漫画家の方やプリパラ関連の方々が「キンプリはいいぞ」「10回は見てグッズも買った」「麻薬」「危険ドラッグ」などとツイートし始め「おやっ?」と思い、更に「初見でも大丈夫」「むしろ初見で見て欲しい」、遂には「奢るから新規の人も見に行こう」というツイートを見て「ただ事ではないぞ」と感じ、元々プリリズにも興味があったので丁度出かける予定もあるしそのついでに見るかという軽い気持ちでキンプリを紹介しているブログでプリリズの知識を軽く予習してから見に行く事にした。映像で殴られるという話は聞いていたが、プリパラでCGライブシーンや演出にも慣れていたので凄いだろうけどそこまでビビるほどの物でもないだろうという気持ちで映画館に足を踏み入れた。

しかしその認識は甘かったのである。

そして上映開始から体感で5分ぐらい経過した時、僕は笑いながら脳内で

「一体何なんだこれは…。」

という感想が脳内を覆い尽くし、上映終了後には

「これが…僕はとんでもないものを見てしまった…。」

という感想に覆い尽くされ、

「大木フルスイングで殴られた上で大型トレーラーに轢かれた」

ような衝撃を味わい、もうすぐ控えているテストが終わったらもう一度見に行きたい、更にプリティーリズム・レインボーライブを見ようという衝動に駆られるようになった。その衝撃のままに、以下で詳しく感想を書いていく。

 

※以下映画の内容に触れます。該当箇所は文字の色を反転していますがご注意ください。(反転箇所を読みたい方はドラッグしてください)

 

まずプリリズのおおまかな設定に触れておく、プリリズの世界ではフィギュアスケートをモチーフに歌とダンスを合わせた「プリズムショー」という競技が行われておりその中でも一番の見せ場は「プリズムジャンプ」という演出である。先述した通り私はプリリズシリーズの後継作であるプリパラを見ていたので、CGライブには慣れていたし更にライブ中の演出に「メイキングドラマ」という物があったのでそこまで驚きはしないだろうと思っていた。しかしプリズムショー最大の見せ場であるプリズムジャンプは事前に予想していたものをはるかに超えて衝撃的だった。

こちらの映像を見ていただきたい。


劇場版「KING OF PRISM by PrettyRhythm」トレーラー(本編ver.)

 

 

この映像を見ていただければわかるように「花火が上がる中で男性が赤い糸に絡め取られて悶える」「褐色の屈強そうな男性がブレイクダンスで竜巻を起こしている」というような明らかに「ダンス…?」となるような映像が含まれているのがわかるだろう。

 

本編では更に目を疑うような映像が見られる。本編は3人組男性ユニット「Over The Rainbow」のライブシーンから始まるのだが、いきなり「分身しながら観客にハグを飛ばしてメロメロにする」「見に来ていた3人のライブに心を打たれた主人公がいきなり全裸空間に飛ばされて赤面する」という私の脳の理解が追い付かないような映像を見せられて、更に作中のダンスバトルのシーンでも「大きな剣を召喚して斬りつける」「竜を召喚して突っ込む」というような映像を最後までライブシーンの度に見せられ、遂に脳は爆発した。

 

そうして私はプリズムショーの凄まじさと素晴らしさを思い知ったのである。

 

ちなみにプリリズ未見でも問題無く見れた理由としては主人公がプリズムショーを全く知らない少年「一条シン」であり、私のようなシリーズ初見の人は彼の立場でストーリーを楽しめるからである。また原作から出ている「神浜コウジ」「速水ヒロ」「仁科カヅキ」の3人組についても軽く解説が本編内であり、総じてプリリズ未見でも問題無く楽しめるようになっているからである。

 

 ここまで映像の事ばかり語ってきたが、ストーリーも主人公であるシン君がプリズムショーと出会いその虜になり、プリズムスタァの世界に入っていくという事を軸にTV本編のキャラクターも絡みながら動いていく構成となっており約60分と短いながら見ごたえがある。

 

以上衝動のままにキンプリの感想について書いてきた。スピンオフから原作を見ようと思った映画はおそらくキンプリが初めてであり、早くも2回目が見たいと思っている。そしてできれば2回目はスクリーンの前で光る棒を振ったり声援を送ることが出来る応援上映会で見たい。改めて私に新たな煌めきを見せてくれたこの映画に感謝したい。そしてこの記事がキンプリを見るきっかけになれば嬉しい。

 

それでは最後に一言「キンプリを見てください。」

 

始めよう!ニンジャスレイヤー

 

アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」

「チャメシ・インシデント」「ゴウランガ!」

ニンジャスレイヤーを名前しか知らないというような方でもインターネット上でこのような珍妙な言葉に出くわす機会は多いだろう。

私もそのような状態からニンジャスレイヤーに触れて原作を読み始め、Twitterで感想を呟いたり、実況にも参加する等生活の一部と言ってもいいものとなり、さらには未熟な文章ながら合同誌にコラムを寄稿させていただいたりもしている。今回はそんなニンジャスレイヤーというコンテンツについて紹介しつつ、自分が思う魅力も話していきたい。

 

1.ニンジャスレイヤーとは?

そもそも「ニンジャスレイヤー?忍者とは違うのか?」「何それ新しい調理器具か何か?」という方の為に改めて説明しておこう。

ニンジャスレイヤーとは、ブラッドレー・ボンドフィリップ・ニンジャ・モーゼズという2人のアメリカ人原作のサイバーパンクニンジャ活劇小説である。元々米国で連載されており、全米を震撼させている。

日本では原作者2人から日本語翻訳権を得た謎めいた集団である「ほんやくチーム」が2010年よりTwitter連載を行っている。Twitter連載であるということは当然無料で読めるというのも大きな特徴である。*1現在では物理書籍、コミカライズ、そしてアニメ化等メディアミックスが活発に行われているコンテンツである。

これらメディアミックスについては長くなりそうなのでまたの機会に紹介することにして、今回は原作である小説を紹介しようと思う。

 

2.あらすじ、世界観

まずはこちらをご覧いただきたい。


ニンジャスレイヤー PV

 

これは物理書籍発売にあたり作られたPVであり、明らかに変な日本観や「ニンジャが平安時代の日本をカラテで支配」等の珍妙な言葉が気になるかもしれないが、実際退廃的な近未来日本の都市を舞台にニンジャ*2が暗躍するというニンジャスレイヤーの世界観が良く表れており、なんとなくそのような雰囲気は掴めたのではないかと思う。

ニンジャスレイヤーは記事冒頭で挙げたような所謂忍殺語と呼ばれる珍妙な日本語によって書かれるネタ小説として知られている部分も大きい。実際読者を困惑させるような言葉遣いはポンポン出てくるし、野球回等あまりのトンチキさに頭を抱えるようなエピソードも存在するのでその認識は間違いではないが、その背景には緻密に作られた世界観、驚くほどしっかりしたストーリー構成を有する完成度の高い小説であるという側面もあるということも知っていただきたい。

 

3.読み始め方

ここまでの記事を読んだなら、「ふ~ん、ニンジャスレイヤーって小説だったのか、ちょっと読んでみるか。でもどこから読めばいいんだよ…。」という方もおられよう。

ニンジャスレイヤーは基本的に1話完結型でどこから読んでも楽しめる構造になっているのが特徴*3なので、手っ取り早く読みたければTwitterにログインして公式アカウントである@NJSLYRをフォローしていただき連載を追えばいいだろう。実際に最初の連載エピソードである「ゼロ・トレラント・サンスイ(これまでのあらすじ)という書き出しであり、あえて時系列をバラバラにして連載していることがわかるだろう。実際私もこのエピソードから連載順に読み進めていきながらどんどん忍殺の世界にハマり込んでいった。

とはいえ、ニンジャスレイヤーは既に第3部「不滅のニンジャソウル」に突入しており、ある程度キャラクターの事を知り、物語の背景についてもう少し前提知識を得てから読み進めたいという方もおられると思う。過去のエピソードは全てTogetterにまとめられており無料で読める。更に非公式wikiでは時系列順のまとめもあるため時系列順に読んでいくのも良いだろう。しかしまだ「結局どう読めばいいんだ?ワカラナイ!アーッ!」という方もおられよう。ここではそのような方々に向けていくつかニンジャスレイヤー初心者(ニュービーと呼ばれる)にもわかりやすいと思われるエピソードを紹介しておこう。

 

レイジ・アゲンスト・トーフ(第1部「ネオサイタマ炎上」より)

このエピソードは夢を失ったマケグミ労働者の視点でストーリーが進められ、彼の視点を通してマッポーめいた格差社会であるネオサイタマで生きる一般人の生活が描かれる。加えて1部でフジキドの戦う相手であるニンジャ組織ソウカイヤについても説明され、組織に属するニンジャの暴威も存分に描かれるため、ほんやくチームもニュービーに安心と太鼓判を押しているエピソードである。

キルゾーン・スモトリ(第1部「ネオサイタマ炎上」より)

タイトルからして珍妙だが、エピソード内にも「バイオ・スモトリ」等読者の頭に悪そうな数々の珍妙な単語、まさかの場所から出てくるフジキド等ニンジャスレイヤーの持つケオスさを短いながらも存分に味わうことが出来るエピソードである。

 

メリー・クリスマス・ネオサイタマ(第1部「ネオサイタマ炎上」より)

 この物語の主人公であるフジキド・ケンジにとってクリスマス・イブは特別な意味合いを持つ日である。なぜなら彼が妻子を殺されニンジャスレイヤーとなったのはクリスマス・イブの夜であるからだ。このエピソードはそれから丁度一年後のクリスマス・イブ、つまりフジキドの妻子の一周忌にあたる日を描いており、あの夜の幸せそうなフジキド家の回想を交えつつ、ニンジャを殺しながらも彼が妻子を悼む姿が描かれる。その他にもクリスマスに賑わう町やその裏で暗黒メガコーポの魔の手が伸びるネオサイタマの警察機構等、ネオサイタマの情景の描写も緻密でありそういう意味でもニュービーにおすすめのエピソードである。

 

リキシャー・ディセント・アルゴリズム(第2部「キョート殺伐都市」より)

ニンジャスレイヤーは基本的にどこから読み始めても大丈夫という話を先程したが、それを示すために2部のエピソードを1つ紹介しておきたいと思う。2部はネオサイタマから舞台を移し、フジキドはキョート共和国*4でザイバツ・シャドーギルドという組織と戦う事になる。このエピソードはフジキドがキョート入りして初のエピソードとなるのでキョートの社会構造が詳しく解説される。また、今後フジキドと深く関わっていく私のお気に入りのキャラクターの初登場回になっているので2部から読みたいという人には最初に迷わずこのエピソードをお勧めしたい。

 

4.私が考えるニンジャスレイヤーの魅力

ここまで長々とニンジャスレイヤーを紹介してきたが、ここでは私がニンジャスレイヤーの魅力だと感じている部分をいくつか話していこうと思う。

まず1つは、Twitter連載という形式である。先述した通り現在ニンジャスレイヤーはTwitter上で連載されているがその形式ならではの楽しみがたくさんある。最も大きいのはリアルタイムで実況できるという事であろう。

ニンジャスレイヤーはエピソード更新が始まると大体5~10分ぐらいの感覚でエピソードがツイートされていく。その時になるとニンジャスレイヤーのファン達(ニンジャヘッズと呼ばれる)は公式指定のハッシュタグ #njslyr を使い実況をする。このブログを読んでいただいている皆さんの中にもアニメの実況が好きな方がおられるだろう。あれと同じノリである。

ハッシュタグ #njslyr は実況以外にも自分で読んだエピソードの感想等ニンジャスレイヤーに関する雑談を行うタグとしても機能している。その他にも公式がアナウンスするハッシュタグが存在するが、それはまたの機会に説明したい。

ここまで実況について説明したがなんといっても実況の醍醐味はやはり他のヘッズと感想を共有し合えるところだと思う。皆でトンチキな単語や展開に頭をやられたり、緊迫した場面では手に汗握り、時にはキャラクターの運命に涙したりという風に物語を人と共有する楽しさを味わうことが出来る。また同じ感想を共有するだけではなく時々着眼点の鋭い方が「○○ってこういうことでは?」というツイートをして度肝を抜かれることがあったりというように自分とは違う感想を見て新しい発見をする事も出来る。

アニメ・映画を見て人と作品についての話をする事が好きな人達にはまさしくうってつけの小説と言える。

もう一つはキャラクターである。ニンジャスレイヤーは主人公であるフジキド以外の視点からエピソードが進められることも多く群像劇の側面が強い。その為非常に多彩なキャラクターが存在する。中には1ツイートしか出ていないにも関わらず人気が出ているキャラも存在している。そのキャラが出ているツイートを紹介しよう。

 ご覧のとおりこのアノマロカリスというニンジャは登場、煽り、戦闘、命乞い、断末魔までが1ツイート内に全て収まっているというある種の芸術性から一部ヘッズから人気を博している。

このようなデオチキャラの話はここまでにして今度は本編にも多く登場しており、私が特に好きなキャラクターであるタカギ・ガンドーを少し紹介しよう。

タカギ・ガンドーは2部のキョート編から登場するキャラクターであり、先ほど紹介した2部エピソード「リキシャー・ディセント・アルゴリズムで初登場しフジキドと深く関わっていくキャラとは彼の事である。彼はキョートに探偵事務所を構える私立探偵であり、2部を通してとある人物から彼を紹介されたフジキドと共にキョートで戦っていく人物である。年齢は大体40~50代ぐらい*5の非ニンジャであり、身長約190cmの大柄な人物で「オイオイ…。」が口癖の薬物中毒の男性である。これだけ見るといかにもダメなオッサンだが、探偵としての腕は確かで戦闘時は二丁のマグナムを用いたピストルカラテという武道で戦う。またサツバツとした忍殺世界の登場人物では珍しく人情味のあるお人好しで時々小粋なジョークも飛ばすような親しみやすくヘッズからも人気のある魅力的な人物である。そんな彼の過去を描いた忍殺屈指の人気エピソードもあるが、それはまた次の機会に紹介しようと思う。

 

5.最後に

ブログ初記事という事で、軽く紹介するつもりだったのが思いの外熱が入ってしまい想像以上に長い記事になってしまった。今後はもう少し簡潔にまとめられるよう書いていきたいと思う。なお、今回紹介出来なかった各種メディアミックスについては後日記事にしてまとめて紹介する予定である。拙い文章ではあるが、この記事をきっかけにニンジャスレイヤーに興味を持っていただければ幸いである。

 

*1:物理書籍版限定エピソードやアニメイシヨンのブルーレイ特典限定エピソードもあるが、読まなくてもストーリー全体を理解する上では全く問題ないのであんしんだ。

*2:数千年前の邪悪な魂が人間に憑依して生まれる超人の事だと思ってもらえれば良い。

*3:ただし個人的には物語の連続性が強くなる2部中盤~終盤は2部序盤から読むのを勧めたいし、各部の最終エピソードはその部のエピソードを全て読んだうえで読むことをお勧めするとほんやくチームは言っている。もちろん読み方は自由なのであえてそこから入るのもアリだ。

*4:忍殺世界においてキョートは日本から独立している国家である。

*5:忍殺のキャラクターで年齢が明記されている人物は少ない。

ブログ開設しました

どうも、ジムヘッドと申します。ポケモンの構築やら百合作品についてグダグダまとめたくなってみたのでメモも兼ねてブログ開設してみました。気が向いたら更新するのでよろしくお願いします。